アナログの音を、デジタルで処理し、またアナログに戻す。
つまりレコードの音をコンピューターで整え、コレクションとして整理し、再びレコードの音で聴こうという事で、最近けっこうやっている人がいるものと思われ,雑誌PCオーディオも発刊された。
最大の問題点は録音より再生にある(レコードの音で再生するということ)
一
昔前テープでやっていたことをコンピューターに置き代えただけのように思えるが、決定的に違うのはテープ再生はアナログ音なのに対しCDやPCの再生はデ
ジタル音だと云う所にある事は、以前申し上げた。今回はこの事をちょっと脇に置いて録音するための音造りのことに触れたいと思う。
以前僕らはレコードを買うと傷を付けるといけないので真っ先にテープに録音し、レコードは仕舞いこみ、コレクションとして保管すると云うような事をやっていた。
アメリカ辺りには新譜が出ると必ず最初のロット10枚を買いこみ保管し、巨大な納屋一杯のコレクションを持っている人いが居ると聴いた事があった。
比べるなら、僕らがこつこつ買い貯めたレコードなどコレクションとも云えまいが、そうやってレコードを大切にしてきた事は確かだ。
テープへの録音はやがてCDへの録音に代り、今PCに移りつつある。
何に録音するにせよ、最初の段階で最も大切なのはカートリッジ(プレイヤーシステム)とイコライザー。
何でもそうだが最初が肝心でカートリッジが良くないと良い音で録音できるはずが無い。序ながらカートリッジとシェルを繋ぐリード線、アームの中を通してある 配線、アームからアンプまでのフォノケーブルの質の違いで音は随分変わる。これらはあまり目立たない存在だが実は大変な曲者である。
イコ ライザーアンプ(イコライザーに限らずアンプは全て)の最も大切な役割は、レコードの音溝に刻まれた音を細大漏らさずフラットに(低域や高域を持ち上げた りするのでなく)再生する所にある。色付けをしないという事が肝腎で、その意味ではプリアンプのトーンコントロールなどは本来必要ない機能だと云ってもよ い。
ハスキルのピアノをハスキルのピアノで聴くにはこれが大切で、妙に低域や高域だけ持ち上げたハスキルのピアノではちょっと頂けない。
尤 も何がフラットな音なのか、音溝に刻まれた正確な音とはどういう音なのかは録音した本人しか知りようはないから要するに曖昧である。結局ここは其々の楽器 やオーケストラの音をどれだけ知っているか(聴いているか)に頼るしかない。そうした耳が判別する事だから決まった法則があるわけではない。
クラシックでもジャズでも生演奏をしっかり聞いておく事が勝負だということになるだろう
最大の問題点は録音より再生にある(レコードの音で再生するということ)

以前僕らはレコードを買うと傷を付けるといけないので真っ先にテープに録音し、レコードは仕舞いこみ、コレクションとして保管すると云うような事をやっていた。
アメリカ辺りには新譜が出ると必ず最初のロット10枚を買いこみ保管し、巨大な納屋一杯のコレクションを持っている人いが居ると聴いた事があった。
比べるなら、僕らがこつこつ買い貯めたレコードなどコレクションとも云えまいが、そうやってレコードを大切にしてきた事は確かだ。
テープへの録音はやがてCDへの録音に代り、今PCに移りつつある。
何に録音するにせよ、最初の段階で最も大切なのはカートリッジ(プレイヤーシステム)とイコライザー。
何でもそうだが最初が肝心でカートリッジが良くないと良い音で録音できるはずが無い。序ながらカートリッジとシェルを繋ぐリード線、アームの中を通してある 配線、アームからアンプまでのフォノケーブルの質の違いで音は随分変わる。これらはあまり目立たない存在だが実は大変な曲者である。
イコ ライザーアンプ(イコライザーに限らずアンプは全て)の最も大切な役割は、レコードの音溝に刻まれた音を細大漏らさずフラットに(低域や高域を持ち上げた りするのでなく)再生する所にある。色付けをしないという事が肝腎で、その意味ではプリアンプのトーンコントロールなどは本来必要ない機能だと云ってもよ い。
ハスキルのピアノをハスキルのピアノで聴くにはこれが大切で、妙に低域や高域だけ持ち上げたハスキルのピアノではちょっと頂けない。
尤 も何がフラットな音なのか、音溝に刻まれた正確な音とはどういう音なのかは録音した本人しか知りようはないから要するに曖昧である。結局ここは其々の楽器 やオーケストラの音をどれだけ知っているか(聴いているか)に頼るしかない。そうした耳が判別する事だから決まった法則があるわけではない。
クラシックでもジャズでも生演奏をしっかり聞いておく事が勝負だということになるだろう
2010.08.17